三社詣りバスツアーで大分に行ってきました 前編

2025年の初詣はバスツアーで大分県に三社参りに行ってきました。初詣といっても行ったのは1月中旬ですが今年初めてのお詣りなので初詣ということにしたいと思います(笑)
今回の三社詣りは薦神社・宇佐神宮・富来神社を途中に絶品ランチをはさんで詣ってきました。
ずっと宇佐神宮に行きたかったけど、車がないと行きにくい場所にあるのでなかなか行くタイミングがなかったのですが、今回このバスツアーを見つけて参加したことで、今まで知らなかった神社にも行くことができて良い初詣になりました。
訪れてみて興味深い神社ばかりだったので、ブログで紹介していきたいと思います。

宇佐神宮の祖宮 大貞八幡宮 薦神社

蔦(こも)神宮は別名大貞八幡宮といい、全国にある八幡宮の総本宮として有名な宇佐神宮の祖宮です。

初めて社殿ができたのは834〜848年ですが、薦神社の御神体である三角池の信仰は720年の九州・隼人の乱の頃にはすでにあったそうです。

この神門は江戸時代初期のもので国指定重要文化財になっています。

江戸時代初期の珍しい形式で建てられているそうで、学術的にも重要な建築物なんだそうです。

すごく立派な神門ですよね!神社の門というよりお寺の門のような雰囲気があるなと思いました。
この門の左側から裏に回るとご社殿があります。
が、久しぶりの参拝に集中してご社殿の写真は撮り忘れてしまいました。ぜひ現地に行って確認してみてください。

参拝した後は薦神社の御神体である三角池を参拝しに行きたいと思います。
三角池に行く途中に神様の足跡がある石がありました。

この5円玉が埋まっているくぼみが分かりますか?これが八幡神の足跡なんだそうです。
足跡が少し小さいですが、これは八幡神が三歳の童の姿で現れたときの足跡なんだそうです。かわいい足跡で三歳児の姿の八幡神を思い浮かべたらほっこり気分になりました。

もうこの足跡の石のすぐ近くに大きな池が見えますが、この池そのものが薦神社の御神体になります。
御神体には鳥居があるので、正面から見える位置に移動します。

1300年も前からこの池が祀られていたと思うと感慨深いです!

奈良時代の道鏡事件でも有名な宇佐神宮の御神託ですが、薦神社は宇佐神宮の祖宮なので由緒にある御神託が「八幡宇佐宮御託宣集」に残っています。
難しいことの説明は苦手なので簡単に紹介すると、720年の三度目の隼人の乱の征伐の時にこの三角池でご祈祷をした時に御神託をいただいて、征伐に成功をしたそうです。

三角池にそびえる鳥居が美しいです。池に反射している鳥居がまた雰囲気があります。

三角池という名前なので池の形が三角形なのかと思ったら、池の形が3つの角があるから三角池と呼ばれているんだそうです。
↓このグーグルマップの御澄池と表示されている池が三角池ですが、この地図を見ていると名前の由来が分かりますね!

宇佐神宮

宇佐神宮の祖宮の薦神社を参拝した後は宇佐神宮を参拝します。
宇佐神宮は全国に約4万4千社ある八幡宮の総本宮で、725年に創建された歴史と由緒がある神宮です。神輿と神仏習合の発祥地としても有名なんだそうです。
1月中旬だったので参拝客も少ないかな?と思っていましたが日曜日という事もあってか参拝客が多くてとても賑わっていました。

宇佐神宮はとても広い神宮なので時間がたくさんあれば隅々を参拝できるのですが、今回はバスツアーなので宇佐神宮での滞在時間は1時間しかありません。
ツアーの添乗員さんから「まずは上宮を参拝してからその後に下宮を参拝してください」と説明を受けていたので、まずは上宮を参拝したいと思います。

昔は身分が高い人しか上宮を参拝することはできなくて、上宮を参拝できない身分の人たちは下宮を参拝していたそうです。現在は上宮も下宮も参拝することができてありがたいですね。

鳥居の奥にある大分県有形分化財の西大門は残念ながら工事中で見ることはできませんでした。

いつも写真を撮るときは人が少ない瞬間を狙って撮るのですが、宇佐神宮は本当に人が多くて人が少ない瞬間を狙うことができませんでした。

参拝は南中楼門でします。この奥に国宝に指定されている上宮本殿があります。

この南中楼門は大分県有形文化財になっています。
上宮本殿は御殿が3つあって、向かって左から一之御殿、二之御殿、三之御殿の順番で参拝します。参拝した後は授与所でおみくじをして初詣気分を楽しみました。

上宮を参拝した後は添乗員さんに教わったとおりに下宮を参拝します。

下宮は昔は御炊殿(みけでん)と呼ばれていて、神様のお食事を調理する場所だったそうです。
伊勢神宮も上宮に神様がいて下宮で神様のお食事を調理していたと聞いたので一緒なんですね。

下宮も上宮と同じで楼門で参拝をします。やはり奥に御殿があって、向かって左から一之御殿、二之御殿、三之御殿と順番に参拝しました。

宇佐神宮の広い境内で上宮と下宮を参拝したら、もうバスの出発時間まで時間が少ししか残っていないので呉橋を見るために移動します。
移動する途中に弥勒寺跡地を通るのですが、その奥に願かけ地蔵があるので願掛けに行ってみました。この願かけ地蔵もバスの添乗員さんのおすすめです。

お正月に新しい服と帽子を着せ替えてもらったみたいです。願掛け地蔵はとても大切にされているみたいですね♪

願かけ地蔵をお参りしていたら本当に集合時間ギリギリになりそうなので、いそいで呉橋に向かいます。

この屋根におおわれた橋が呉橋です。この橋は奈良時代の国道の勅使街道と宇佐神宮をつなぐ橋です。

え?橋?と思われると思うので、横から見に行ってみましょう。

さっきの願かけ地蔵をお参りに行くときにとても広い弥勒寺跡地の広場があったのですが、昔は弥勒寺があって、その仁王門に続く橋だったそうです。
残念ながら呉橋を渡ることはできなくて、橋の扉が開くのも10年に一度の直視祭の時だけなんだそうです。

宇佐神宮での滞在時間1時間で回れたのはこの4ヶ所だけでした。
本当は他にも散策したい場所もあったし、宝物殿にも入ってみたかったし、駐車場のすぐそばに宇佐神宮仲見世があって茶屋やお土産屋さんもいっぱいあったのでゆっくり見てみたかったです。
これはやはりバスツアーではなく、自力で宇佐神宮まで来てもう一度参拝をしたほうが良さそうですね♪